音楽の「本当の」楽しさって?
- 2021/12/08
小学生連弾▹花のワルツ◃
いや〜〜〜〜
カッコよかった!
素敵な演奏だった!
ピアノって良いなってかんじた!
おそらく、見に行かれた皆さんも同じように
感じておられると、思います。
琵琶湖ホールで行われた「アンサンブルのつどい」というコンサート。
一般公募の51組が受けたオーディションで
10組に選ばれた✮あきたくブラザーズ✭
トップバッターで、息ぴったりの
楽しい演奏を届けてくれました。
みんなに聴いてもらって、気持ちが届く瞬間がたまらないという二人!
ステージで、キラッキラに輝いていました
実は、今年7月の発表会でも、この曲を演奏しました。
4ヶ月間、
さらに練習を積み重ねての2回目のステージ。
2人の力だけではなく、
お父さん、お母さん、遠くの親戚、
みんなでこのステージに向けて
取り組んでおられる姿が印象的でした。
ピアノって、ステージ上では自分だけだけど
それまでに関わってくれたり、
応援してくれる人が沢山いるんだなって
気づかせてもらいました。
演奏を終えた2人の感想で
そう!
そこに気づいてほしかった!
という言葉が。
「一曲を長く深く追求する」ことって
良いですね!
そうなんです。
譜読みができて、一通り弾けたらOK
じゃないんです!!
本当の面白さに気づけるのは
そこからなの〜〜〜!!!
取り乱しました。
ほんと、そうなんですよ。
譜読みができて、間違えずに弾けた。
この段階は、まだ30%だと思ってください
スタートラインに立った状態です。
それから「この曲をどう弾こうか」と
研究が始まります。
いろんな弾き方、表現を試すうちに
見えてくるものが、たっっくさんあります。
うまく弾けていたのに、あれ??と、
急にスランプに陥ることもあります。
いろんな方の演奏を聴いたり
その時々の気持ちで、自分の演奏が変わったり
そうやって、同じ曲を弾いて弾いて、
弾いていくうちに
どんどん演奏は変わっていくのです。
そんなこんなでやっていたら
一曲に終わりなんて無いんです笑
えーーーー
ですよね笑
だ、か、ら、
音楽って面白いんですよ。
毎日を過ごしていると、ふと振り返った時
一年前と感じ方が違ったり、
考え方が変わっているように
その曲に対する解釈や、やりたい表現も
無限に変化していくし
これだ!!と気づけることもあります。
ですから
早く進む、とか
合格になりたい、とか
そういう事ではなく
一曲一曲に向き合って
その曲を心から知ろうとすれば
気づけば上達しています。
テクニック面(はやく弾けるとか、譜読みできるとか)だけでなく、演奏家としての本質が、身についていくのです。
それを知るためには、
時間と気持ちを入れて取り組むこと。
さらっと弾けたらそれでいいんです〜
とおっしゃるかもしれません。
もちろん、全ての曲に対して
長く時間をかける必要はないですよ
サラリと次へ進む曲もアリ!
目標や、ピアノをする意味は人それぞれですよね。
学力UPのため、脳トレのため、日々の趣味として…
色んな方がいて、その目的に合わせて
レッスンさせていただきたい。
そこは、私が大切にしていること。
でも!!!これだけは!!!
ゆい先生の譲れないポイント!!
演奏家を目指していなくても
音楽の、本当の面白さに気づいてもらいたい。
どんな目標の方にも、そこだけは
ゆい先生は、伝えていきます。
というわけで、アツくアツく語りました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます
改めて、この気持ちを思い出させてくれた
あきたくブラザーズに感謝です
やっぱり、気持ちのこもった演奏って、
心に響きますね!!