フジコ・ヘミングさんのコンサート
- 2021/12/18
89歳のピアニスト、フジコ・ヘミングさんと
関西フィルハーモニー管弦楽団のコンサートを聴きに行ってきました。
いつか、フジコ・ヘミングさんの
「ラ・カンパネラ」を生で聴いてみたいと思っていました。
ひょんなことから、その夢が叶うことに
関西フィルハーモニー管弦楽団の前に
ゆっっくりと現れるフジコさん。
やはり素敵な衣装
真っ白のきらびやかなガウンを羽織っておられました。
その小さな身体から溢れ出る、
繊細で美しくて、コロコロと転がるような音色。
トークや、雰囲気、彼女ならではの、演奏。
全てひっくるめて、
「フジコ・ヘミング」は素晴らしかったです。
フジコさんの演奏は一部で終わり、
2部は関西フィルハーモニー管弦楽団の
【 ベートーヴェン 交響曲第7番 】
あらゆる苦難を乗り越えて、作曲されたと言われているこの曲。
力強さとエネルギー溢れる演奏に、釘付けでした。
クラシックコンサートに行くといつも思うこと。
「クラシックを勉強してきてよかった」
正直、子どもの頃は
クラシックよりポップスの方が楽しいじゃ〜ん!
なんて思ったこともありました。
でも、やればやるほどに
クラシックは魅力を魅せつけてきます。
掘っても掘っても、底が見えません。
何年弾いても、何年越しで同じ曲に出会っても
飽きないのです。
本当に不思議です。
何百年も、何万回と演奏されて、今もなお
人々を魅了し続けているのですから
数ヶ月練習したところで、
何かに辿り着くわけがありませんよね!
それが嬉しいトコロ。
いろんな演奏を聴いて、
良いインスピレーションを受けて
感性を育てたら、また
新しい感覚に出会えます。
生演奏は、心が喜びます。
たとえ、その演奏が好みではないと感じてもいいのです。
その事に気づいたことが、自分にとって一歩前進。
ぜひ、生演奏を